皆さんが水族館というキーワードをあげられた際、どのような生き物をイメージしますか?私はペンギンやイルカなどの可愛らしい生き物をイメージします♪
でも今回皆さんにご紹介する大洗水族館には、定番の可愛らしい生き物だけでなく飼育がとても難しい貴重な生き物が暮らしているんですよ〜☆しかもこの生き物を観れる水族館は大洗水族館含め全国で9ヶ所だけ!
そんな貴重で魅力的な大洗水族館をこれから皆さんにご紹介していきますね。この記事を読んだら明日にでも水族館に行きたくなっちゃいますよ(笑)
大洗水族館の魅力は日本最大級のマンボウ専用水槽!
皆さんはマンボウを生で観たことありますか?上で説明したようにマンボウが観られる水族館は全国で9ヶ所のみ!マンボウって皆が知っている生き物なのに意外と貴重で観たことがない人も多いんですよね!
仙台うみの杜水族館でもマンボウが1頭だけ飼育されているようです☆仙台うみの杜水族館のイベントの記事も合わせてご覧ください♪
とにかくそんな貴重な生き物ならばマンボウを家族で観に出かけてみようかなと、思う人も多いはず。お出かけ前にマンボウのことを知っておくともっと大洗水族館を楽しめちゃいますよ★
実はマンボウってナイーブでストレスを感じやすい生き物の為、複数飼育が難しいとされているんです!でも、大洗水族館では4匹のマンボウを同じ水槽で飼育しています。なぜ4匹が共に同じ水槽で飼育できるかというと大洗水族館のマンボウ水槽は270トンで国内最大級のは大きさだからです。
270トンって言われてもいまいちピンときませんよね。なんと、270トンの水槽を満タンにしようとすると…2リットルのペットボトル13,500本を注がないと、水槽は満杯にならないんです!
これはもう大変な水の量ですよ~!スケールの大きな水槽で飼育されているマンボウたちですが、それでも水族館の飼育員さんからとても丁重な扱いをしてもらっているみたいなんです★
マンボウの複数飼育展示が難しい3つの理由!
よーく見てみると不思議な形をしていて、とにかく大きいイメージのマンボウ。こんなシルエットなら子供もきっと興味津々ですよね♪
大きいから体も丈夫なのかな~!と思っていたら全然違いました(笑)水族館などで飼育するのはとっても難しいことなんだそうですよ~。
マンボウの飼育が難しい理由を3つのポイントで簡単にまとめてみました!
マンボウは泳ぎが下手だから体が傷つきやすい
マンボウの泳ぎが下手な理由は尾びれがないからなんです。「えっ!?魚のくせに尾びれがないの?」ってツッコミ満載の魚ですが本当に尾びれがないんです!そのかわり背ビレと尻ビレが異様に発達していて、パタパタと振ることで前に進んでいるんだそうですよ~。
マンボウは大きくなるにつれて泳ぎも早くなっていきます。それなのに泳ぎが下手で小回りが利かない為、水槽にバンバンとぶつかり弱って死んでしまうこともあるそうです…。
なので、大洗水族館ではできるだけマンボウにけがをさせないように、水槽にはマンボウの体を守る為の保護シートが設置されているんです。
マンボウは超ナイーブでストレスに弱い
マンボウは集団行動が苦手な為、同じ水槽で複数飼育するとお互いが干渉しあってしまいストレスを感じ、死んでしまいます。えっ?弱っ…という感じですが、本当なんです。それはそれは飼育が難しいことでしょう(笑)
そんな1人暮らしが大好きなマンボウは産卵のシーズンであってもオスとメスがお互いに顔をあわせることがありません。
精子と卵子を放つだけで終わりという淡泊な関係です。愛があるのかないのかわからないくらいの産卵ですよね~。人間とは違うのでちょっとさみしく感じてしまいますね(笑)
マンボウは消化不良を起こしやすい
大洗水族館ではマンボウの食事にも気を使っています。消化不良を起こしやすいので、人間でいうとお年寄りが食べるような柔らかいエサを与えているんだそうですよ~!海で泳いでいる野生のマンボウも柔らかいクラゲなどを食べているんだとか。
大洗水族館のマンボウの餌の材料はエビ、カキ、アジ等がメインになっています。これをミンチにしたものをゼラチンで固め、本来食べているクラゲの食感に近づけるという工夫をしているんだそうです。
マンボウはとってもVIP待遇なんですね~!なんだかうらやましいくらい大切にされていることがわかりました★
嘘か本当か!?思わず笑ってしまったマンボウ最弱伝説!!
マンボウのことを調べるなかで、思わず笑ってしまった「マンボウの死因一覧」がありましたのでご紹介させていただきます。
- 朝日が強すぎて
- 水中の泡が目に入ったストレス
- 海水の塩分が肌に染みたショック
- 前からきたウミガメとぶつかる事を予感したストレス
- 近くに居た仲間が死亡したショックのストレス
- 寄生虫を殺す為にジャンプして水面に当たって
- まっすぐしか泳げないから岩に直撃して
- 水中に潜って凍死
- 日に当たってたら鳥に突かれて
- 寝てたら陸に打ち上げられて
- 魚の骨が喉に詰まって
- 泡が目に入ってイライラして
- エビやカニを食べることがよくあり殻が内蔵に刺さって
これらの内容のほとんどはおおげさに解釈したもののようです。都市伝説のようなものなので、鵜吞みにはしないでくださいね(笑)
ただこれらの内容からもわかるようにマンボウは繊細で飼育が難しい生き物であるということがわかりますよね☆なかにはマンボウって頭悪いのかな?って思ってしまう内容もありますが憎めないタイプだな~と思っちゃいました(笑)
マンボウの魅力について
私がマンボウについてなぜここまで熱く語るかというと、マンボウには様々な魅力があるからなんです。まず皆さんもご存じだとは思いますがマンボウと言えばユーモラスな顔、魚とは思えない体つき、ちょっと神秘的な姿。観ているだけで癒されませんか?私はかなり癒されます(笑)
天然系女子って男女共に結局はモテていると思いませんか(笑)?苦手の人もいると思いますが、私はどうしても憎めなくて癒されるんですよね〜☆私にとってマンボウはそんな憎めない天然系女子なんです!とぼけた顔とゆっくりと行動するあの憎めない感じがたまりません。
また、寝ている様子もとっても可愛いんですよ~!どのように昼寝をするかというと体をぷかぷか浮かべて、横になって昼寝するんです。嘘だと思う方もいらっしゃると思いますがこれは漁師さんの間ではよく知られた話しなんですよ(笑)
この行動は一説によると海の底で冷めた体を温める為に、太陽が昇ると海面に姿を現し、横たわって昼寝をしているとか、体についた寄生虫を海鳥にたべてもらってるという説もあります。マンボウはまだまだ謎のベール包まれているところが多い不思議ちゃんなんです(笑)
マンボウの産卵は世界一!!
マンボウは産卵も特殊で、1度の産卵でなんと3億個の卵を産み落とします。さ、3億個ですよ?!これは魚の中はもちろんのこと生物で最も多い卵の数となります!当然のごとく卵1個のサイズはとても小さいです。またふ化しても外敵に襲われやすいので成魚になれるのはわずかな数だけなんだそうです。
沢山の魅力があるマンボウに共感や愛着を抱いた方は大洗水族館で活動しているマンボクラブに参加するともっともっとマンボウを好きになれると思います。「えっ!?マンボクラブってどんなクラブなの?」「どんな活動をしているんだろう」「何人ぐらいメンバーがいるんだろう」と少しでも興味を持ってもらえたら別の記事に詳しく書いているのでよかったら見てみてください♪
またマンボウと常に一緒にいたくなった方は、お土産にマンボウグッズを買うのもおすすめ☆お土産の詳細は別記事に書いてあるのでよかったらそっちも併せてみてくださいね♪
大洗水族館のもう一つの魅力!マンボウ以外の貴重な生き物とは!?
ここまでは私の興味でマンボウのことを中心にご紹介してきましたが大洗水族館の魅力はもちろんマンボウだけではありません!大洗水族館にはマンボウの他にも絶滅危惧種に指定された貴重な生き物が飼育されているんです。それがどんな生き物か皆さんわかりますか?
私はこの記事を作成するまで知らなく「えっ?この生き物が絶滅危惧種に指定されているんだ」と驚きました。
大洗水族館アイドル!ラッコのカンナ
絶滅危惧種に指定されているのは、お腹の上で貝を割る姿が可愛らしいラッコちゃんなんです。ラッコが初めて日本に来日したのは1982年、伊豆三津シーパラダイスで初公開されました☆
ラッコブーム最盛期の1994年には全国28施設で122匹が飼育されていましたが2018年3月時点では大洗水族館含め全国7施設で10匹しか飼育されていません。恐らく私と同じ年代の方にとっては身近な存在だったので、驚きだったのではないでしょうか?
ラッコの激減原因は外国から輸入が途絶えたことと、ラッコが交尾行動の学習ができなかったことが大きな要因と考えられているようです。
体長:約140センチ
体重:20キロ
性格:マイペース
カンナは関東地方で唯一生でみることができるラッコです。エサやりタイムでは毎回人だかりができる程の超売れっ子アイドルです。カンナの食事は白身魚、甲殻類、貝やウニなどを、自分の体重の5分の1から4分の1程度の量を食べるそうです。ラッコってグルメなんですね☆贅沢な食材を食べていて羨ましい(笑)
因みにこのお食事タイムで渡される貝は、むき身の貝を与えているみたいなのでお腹の上でカンカンやる姿をみることはできないらしいです(笑)カンカンやる姿がみれないのショックー!!って思ったのは私だけじゃないですよね?(笑)
大洗水族館のベストカップルはフンボルトペンギン!?
大洗水族館には1年中アツアツのカップルがいるんです。それはフンボルトペンギンの「No.83」と「No.147」です。旦那さんは今年30歳、奥さんは今年22歳になります。ペンギンの平均寿命は25歳なので、ペンギンのなかではおじいちゃん、おばあちゃんカップルということになりますよね☆
フンボルトペンギンはおしどり夫婦
大洗水族館には10年以上一緒にいるベテラン夫婦がたくさんいます。展示プールでは寄り添うカップルもいれば、イチャイチャするカップルあり、2羽で鳴き合うカップルありと愛情表現も様々なようです。
最近夫婦仲がうまくいってないなと思った際はフンボルトペンギンの夫婦を観てあらためてパートナーの良さを思い出すのもいいのかもしれませんね(笑)余談ですがペンギンの夫婦の離婚率は3%といわれる程絆で結ばれている動物のようです♪
大洗水族館のイベントをご紹介!
大洗水族館では上記で紹介した生き物達へのお食事タイムイベントが開催されています。お食事タイムでは飼育員さんが生き物達の解説をしながら食事を与えていきます。しかも餌やりタイム終了後には、飼育員さんに直接質問できる時間も用意されているなど、知的好奇心をくすぐるイベントになっています。
場所:3階マンボウ水槽
時間:11:00/15:20 計2回
所要時間:約5分
場所:6階ラッコ水槽
時間:10:40/12:40/14:40 計3回
所要時間:約10分
場所:3階 屋外エリア フンボルトペンギン水槽
時間:11:00/13:00/15:00 計3回
所要時間:約10分
イベントの時間に合わせて賢く食事をとるのも大切ですよ♪おすすめの食事処は下記の記事に詳しく書いているのでよかったら見てみてくださいね☆
まとめ
- 大洗水族館には日本最大級のマンボウ水槽が存在する
- マンボウの飼育は難しい
- マンボウの思わず笑ってしまう最弱伝説?!
- マンボウは魅力がいっぱい
- ラッコやペンギンの魅力もいっぱい
- 大洗水族館のペンギンはラブラブカップルだらけ
- 知的好奇心がくすぐられるイベントも開催中!
大洗水族館では貴重な生き物達がのびのびと暮らしています。最近ではテレビ以外では滅多にお目かかれない生き物もいる為、子供達には真新しく、大人には懐かしく感じることができる水族館だと私は思います。
他の記事にも書いてありますが大洗水族館にはイルカショー等、家族で盛り上がれるイベントも多数ありますのでこの機会にチェックして、足を運んでみてはいかがでしょうか?
コメントを残す