レッサーパンダは好きですか?そのかわいい見た目で大人気のレッサーパンダは、動物園で大人気の動物ですよね。私も子どものころから大好きで、小さい頃は母に買ってもらったレッサーパンダのぬいぐるみを毎日一緒に寝るほど大切にしていたのを覚えています。
そんな思い出に浸っていたら、茶臼山動物園に行った友達から「あんなにかわいいレッサーパンダ見たことない!」なんてセリフを聞いてしまい、レッサーパンダ愛が再燃!夜も眠れないほどレッサーパンダのことが気になって仕方ないんです!
そこで友達が言っていた茶臼山動物園のレッサーパンダについて徹底調査しました!すると茶臼山動物園とレッサーパンダの意外な関係が明らかに!更に日本ではレアなウォンバットにも会えるなんて言う情報も発見!!あわせてチェックしてみました!
茶臼山動物園はレッサーパンダの飼育と繁殖日本一!?
長野県長野市にある茶臼山動物園は、実はレッサーパンダの飼育&繁殖で有名だということをご存知でしたか?1985年3月にオスの誼誼(イーイ)、メスの花花(ホアホア)の2頭を受け入れたところからその歴史はスタートしました。
2頭が来園した1985年以来、30回以上の出産で60頭以上のレッサーパンダの赤ちゃんが生まれているんですよ。その中でも最初に来園した花花は特に肝っ玉母さんっぷりを発揮!
花花は生涯で10回もの出産をし、オス6頭、メス9頭の合計15頭もの子どもたちのお母さんとなったのです。出産10回っていうだけでも衝撃的ですし、15頭も子どもがいるだなんて、これが人だったら間違いなく大家族のテレビ取材が来ちゃうくらいのすごさです。
花花の努力に加え、茶臼山動物園が取り組んでいる希少動物の保護活動の成果から、シセンレッサーパンダの飼育数は日本一を誇っています。6~7月の繁殖期にはかわいい赤ちゃんも誕生しています。
でもどうして茶臼山動物園はシセンレッサーパンダの飼育数日本一となったのでしょうか?そこには茶臼山動物園ならではの環境が関係していました!
レッサーパンダもリラックス!レッサーパンダの森!
茶臼山動物園の魅力の一つに、森の中の自然溢れる場所にあるという点があります。この立地を生かして豊かな自然の中で動物たちをリラックスさせた状態で見られるように目指しているだけではなく、希少動物の保護にも力を入れているのです。
茶臼山動物園の希少動物保護、また動物本来の暮らしを送れる生息環境展示のために「レッサーパンダの森」という施設を2009年に整備しました。
レッサーパンダの森は、茶臼山動物園だけのレッサーパンダの展示施設で、中国の野生のレッサーパンダが棲む環境を再現した展示施設です。大きな木、木のトンネル、池などがあり、元気いっぱいなレッサーパンダを見ることができるようになっています。屋外施設・屋内施設の両方があり、レッサーパンダの自然な表情を楽しむことができます。
ほかの動物園ではレッサーパンダの野生の姿を再現できるほど十分なスペースを確保するのが難しい中、茶臼山動物園ではレッサーパンダの展示施設の計画や、施行の段階から専門家の人と協力して、レッサーパンダの生息環境に限りなく近い環境を作ることに成功したようです。
その結果、レッサーパンダの繁殖率が上がり、飼育数日本一にまでなったんです!茶臼山動物園の取組は今もなお日本のレッサーパンダ飼育に大きく貢献しています。
ほかの動物園のレッサーパンダも十分魅力的ですが、ここでしか見られないレッサーパンダのかわいい姿が見られること間違いなしですね!ほかの動物園ではみられないような、木の上でお昼寝している姿や、リラックスしたかわいい姿がみられるかもしれません!!人工的ではなく、自然な野生の姿がみられるなんていいですね。
茶臼山動物園で見るべきレッサーパンダたち!
茶臼山動物園には多くのレッサーパンダが暮らしていますが、その中でも注目のレッサーパンダがいるんです!さっそくチェックしましょう!
茶臼山動物園を代表するロンくん
茶臼山動物園のレッサーパンダと言えば、ロンくんです!2005年生まれのロンくんは、生後2カ月の頃に母親がストレスなどから尻尾を噛むようになってしまいました。
そのため人工飼育に切り替え、飼育員の方がロンくんを抱っこして事務所からレッサーパンダ舎までの間を移動するようになりました。そうするうちに次第に来園者の方とも触れ合うようになり、2006年からはロンくんと触れ合える「ロンくんのお散歩タイム」として人気を博したのです。
残念ながらロンくんの年齢を考慮して2019年3月に「ロンくんのお散歩タイム」は終了となってしまいましたが、運が良ければゆったり余生を送っているロンくんに会えるかもしれませんよ!
マスコットもレッサーパンダ!?
茶臼山動物園の看板を担うレッサーパンダは何とマスコットキャラクターにもなっています!その名も茶太郎!見てください、この愛嬌たっぷりの表情と真ん丸のフォルム!とってもかわいいですよね!
実はこの茶太郎、2代目だってご存知でしたか?初代茶太郎はもっとスリムで、顔もどこか無表情、恐がる子どももいたとかいないとか・・・。
今のこの愛らしさからは想像がつきませんよね。代替わりを果たした2代目茶太郎は、今では茶臼山動物園の顔ともいえるほどの人気者だそうですよ!
レッサーパンダってどんな生き物!?
ところで、レッサーパンダってどんな生き物かご存知ですか?名前にパンダとついているけれどジャイアントパンダの仲間というよりはアライグマの仲間に近い小型の動物なんですよ。ちょっとその特徴をまとめてみました。
- 種類:哺乳綱食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属の食肉類
- 生息地:中国、ネパール、ミャンマーなど。標高2000~3000mの涼しい山林や竹林で木の上に生息。
実は「パンダ」という言葉はヒマラヤの現地の人の言葉で「笹を食べる者」という意味の「ネガリャポンヤ」からきていると言われています。
元々は「パンダ」という言葉はレッサーパンダのことを指していましたが、その後ジャイアントパンダが発見されてからは「パンダ=ジャイアントパンダ」となってしまい、元々パンダと呼ばれていたこの子たちは「小さい方の」という意味の「レッサー」がついて「レッサーパンダ]と呼ばれるようになったそうです。
茶臼山動物園ではウォンバットとも触れ合える!
ウォンバットという動物を皆さんは知っていますか?テレビや雑誌で名前くらいは聞いたことがあるという人もいるかもしれませんが、実際に見たり触ったりしたことがあるという人は少ないのではないでしょうか。ここ、茶臼山動物園のふれあいイベントではウォンバットともふれあうことができるようです。
抱っこされたりおなかを撫でられて喜ぶ姿がかわいいとSNS話題になっているみたいですね!!日本でウォンバットを飼育している動物園は茶臼山動物園を入れて2園しかないので要チェックです!!
- 茶臼山動物園(長野)
- 五月山動物園(大阪)
「ウォンバットもレッサーパンダに負けないくらいとってもかわいい」とその人気っぷりは止まらないとか!ふれあいイベントではエサやりを体験できることもあるようなので、茶臼山動物園に行く前にイベントをチェックしてみてくださいね!
まとめ
- 茶臼山動物園のレッサーパンダは日本一
- レッサーパンダの森で野生に近いレッサーパンダにあえる
- ウォンバットにふれたりエサやりしたりできる
日本有数のレッサーパンダ飼育の実績&数少ないウォンバットに会える動物園となれば、茶臼山動物園に行かない手はないですよね!もちろん、ほかにもたくさんの動物たちとも会えるので満喫できること間違いなしです!
こんなに素敵なレッサーパンダのための場所があっただなんて、レッサーパンダ好きとしてはたまらない場所です。レッサーパンダのこともウォンバットのこともたっぷり知ることができて、これで夜もゆっくり眠れそうです(笑)