加茂水族館クラゲギネスにも認定!世界一のクラゲドリーム!

みなさん、海水浴ってされた事ありますか?「最近行ったよ〜」って方も「遠い記憶にうっすらと」なんて言う方も思い出してみて下さい!お盆辺りから海に大量発生しだす見た目はぷるぷるだけど触ると刺される透明の…

そう、クラゲ。私はあまり良いイメージを持っていないですが、おそらくみなさんもそうじゃないのかぁ~と勝手に思っています(笑)

私は幼少期の頃、夏には決まってよく海で遊んで、泳いでいました★でも、ふとした時に脚に違和感があって、見ると赤いぶつぶつが…この時、私は「クラゲにやられたぁーーー」っていつも叫んでいました(笑)

なぜか海へ入ると必ず1回は刺された記憶がありますが、まぁ~刺されると痛かゆい(笑)「マイナスイメージしかないクラゲさんだよ…。」と、そんな事を思い出してしまってブツブツ心でつぶやきながら、家族5人でも楽しめて面白そうな水族館はないかなぁ~といつものように調べていました。

すると、まさかのまさか(笑)クラゲに特化した水族館を発見してしまいました☆「今、独り言をつぶやいていたところなのに!?」なぁ~んて思ったのですが、世界一やギネスなんて言葉が見えたので、私の知りたい欲求がすご過ぎて興味本位でその水族館について調べみました!

クラゲの生態の事やすごい努力の結果が導いた水族館だという事だと知り始めていくうちに、どんどん面白くなってきたのでさらに深く調べてみることに!!!

その水族館とは山形県の鶴岡市にある鶴岡市立加茂水族館と言うところで、ギネスに認定されている世界一クラゲの数が多い水族館です★

今回ここで紹介していくのは、もちろん加茂水族館のクラゲについてです!ですが、その前にまずは「加茂水族館とはどんなところ?」と思った方のためにしっかりとご紹介していきます♪

この記事を読み終わった頃には次の旅行先の候補になるくらい素敵な水族館だとわかってもらえるはずです★


スポンサードリンク

1階と2階に分かれてそれぞれ楽しめる加茂水族館!まずは1階フロアについて

ここ加茂水族館にはもちろん他にも生き物はいるんですよぉ~(笑)なので少しずつピックアップしていこうかと思います♪まずは1階フロアについてサラッとご紹介です!

加茂水族館1階フロア
  • アザラシプール
  • アシカショー
  • ウミネコ餌付け場

この他にも、みんなカモーんという名のカフェスペースもあり、一息つくのにとっても便利なところです♪その中でもソフトクリームが人気のようなので食べてみて下さいね!

ただし、冬期間や荒れた天気の際はお休みすることもあるようなのでご注意下さい。

カフェスペースの目の前に広々としたアザラシプール

おおきな岩に空が見えるのでものすごい解放感があります!スイーっと泳ぎ回るアザラシがとても気持ちよさそうで、たまにひょっこり顔を出してこちらを見るんだとか…(笑)想像しただけできゅんっとなりますね♪

こちらにはアザラシについての自己紹介パネルが職員の手作りで書かれていますので、合わせて見てみてくださいね!アザラシの繁殖にも成功しているので、行った時には赤ちゃんが観れちゃうかもです!!!

可愛すぎのスペシャルステージ!アシカショー

アシカショーと言えばボールキャッチや輪投げですよね♪どこも同じ感じに思えますが、アシカたちには個性があるのでその時々でサボってみたり失敗したりと全く同じという訳ではないんです!なのでこちらも見てみてくださいね♪

特に見どころは水の中から空中で輪っかをくぐりをするところ!アシカショーって陸でのパフォーマンスばかりだと思っていましたが、泳いでイルカのように飛ぶのは初めてかもです♪

さらに、ゴマフアザラシも登場するようですが芸はせずマイペースに泳いだり、寝転がっていたりしているんだとか…お客さんを癒す係という点では、なくてはならない存在ですね(笑)

白を基調としたステージで天井がないので、空が見えてとても開放感があるところです★1階からはもちろん2階からも観られるので、いつもと違った雰囲気が味わえますよ☆

アシカショースケジュール

【午前】

  • 10:00
  • 11:30

【午後】

  • 13:30
  • 15:00

アシカたちの体調や天候によって休止する場合もあるそうです。

ウミネコに餌をあげれる!?面白いショータイム

「ウミネコってネコ!?」と思われる方のために少しだけ説明すると、ウミネコとはカモメ科に分類される鳥の事です。「なんとややこしい名前だ!」そうですよね(笑)本物のネコちゃんも海にいますからね!

ウミネコと呼ばれるには訳があって、鳴き声がネコにそっくりなのでそう呼ばれているようです♪エサやりの時はぜひ目をつむって純粋な心で聞いてみてくださいね(笑)見た目は完全にカモメに似ています(笑)

このショータイムは小さなベルのようなカネを飼育員さんが鳴らすのが合図で、それを聞きつけたウミネコたちに小魚を投げて上手くキャッチする姿が観れちゃいます♪さらにさらに、飼育員さんだけではなくって私たちもあげれるというから魅力的なんです★

ただ、むやみにやたらにあげる訳ではなく餌を持ちすぎていると狙われるし、ある程度の所に投げないとキャッチしてくれません。なので、タイミングをしっかり飼育員さんに指導してもらった後に投げて下さいね~!

こんなショー観られるのは、海が近い加茂水族館ならではの特権と言った感じですよね!なかなか体験できる機会がないと思うので子供たちと「ウミネコってあんな風に飛び回るんだねぇ~」なんて話しながら楽しんで下さい☆

ウミネコの餌付けスケジュール

【午前】

  • 10:30
  • 12:00

【午後】

  • 14:00
  • 15:30

冬は開催されないとのことなのでご注意下さい。

2階がメイン!いろいろなエリアがあって見どころ満載の学べるフロア

1階フロアもウミネコのエサやりなど他では見られないショーがありましたが、ここ2階フロアにもたくさん面白いところがあります♪やはり何と言ってもクラゲドリームシアターがメインです!

ですが、その前にたくさん学べるエリアもあるのでまずはそこからご紹介していきます★

加茂水族館2階フロア
  • 淡水魚コーナー・海水魚コーナー
  • キッズコーナー
  • クラゲドリームシアター

その他にも解説コーナー、レクチャールームや繁殖室、庄内竿展示や磯釣神社などもあります!

物語のように川から海へと続く庄内の淡水魚と海水魚

ここのエリアは庄内の川から中流、下流と続いて庄内浜の沿岸まで来たらさらに深海へと進めるようになっています!この流れは普段生活していく中で子供たちに教えてあげられない川~海への流れだと思いませんか?

さらに「水の質によって変化する魚たちもいるんだよ~」って事を子供たちと一緒に学べちゃうエリアなんです♪淡水コーナーではオイカワなどがいるのですが、自然の環境でも他の水族館でもお目にかかれないくらいのサイズなんですって!

これは魚好きにはたまらないんじゃないでしょうか☆さらに海水コーナーではシロザケの稚魚の大量発生を観れちゃいます(笑)魚群ってイワシのイメージが強いですが、シロザケなんてレアですよ♪

淡水魚つながりで幻のイトウという魚について詳しく書いた記事もありますので合わせてこちらもどうぞ♪※注意:加茂水族館には残念ながらイトウはいません(笑)

庄内浜の生き物をより近くで観察やふれあいができるキッズコーナー

ここのエリアでは岩場をイメージした水槽にヒトデやヤドカリなど本当に身近にはいるけど、なかなか触る機会がないと思うのでぜひ触ってみて下さいね♪職員さんが解説などのメッセージも定期的に書かれているようなのでチェックしてみて下さい!

その同じエリアには小さめではありますが、ウミガメプールもあるのでこちらもおすすめですよ~☆


スポンサードリンク

お待たせしました!世界一を誇るクラゲの水族館

クラゲのイメージって透明でぷよぷよした刺されるというイメージがありますよね?ですが、それをくつがえすかのように魅了して癒しを与えてくれる動物だったんです♪

では、加茂水族館のクラゲについて話して行く前に「クラゲってそもそも何!?」という疑問を解決していきましょう!

実はすごい!面白すぎるクラゲの生態について

クラゲは刺胞動物(しほうどうぶつ)と有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)と2つに分かれています。簡単に言えば刺すものを刺胞動物と言い、キラキラと光るものを有櫛動物と言うみたいです♪クラゲの種類は3,100種類以上いて、まだまだいる可能性を秘めています!!!

ですが、現在では有櫛動物はクラゲに分類されていないようで、かつてひとくくりに分類されていましたが体制が大きく違うことから、それぞれ独立した分類とする説が有力となってきているようです♪

そんな有櫛動物はクシクラゲとも呼ばれ、全体的に細長い線で体が覆われています。その部分がチラチラと光っているように見えるのですが、これはクラゲ自身が発光しているのではなくて自然の光がヒダのひらひらに反射してそう見えているだけのようです★

クラゲたちは水中でふわふわ浮いてる生活を送っているのがイメージとしてありますよね?その事を浮遊生活と言うのですが、その生活様式をプランクトンと言うみたいです♪「プランクトンってあの目には見えないくらいの小さい細胞的なのではないの!?」

そう思いますよね(笑)浮遊生活をする生き物全体をプランクトンと呼ぶ…私はかなりの衝撃を受けました★さらに、食べられるクラゲも存在するという事でびっくりして開いた口がふさがりません(笑)

クラゲには脳みそや心臓、血液はないのです!ですが、食べものを摂取する口や胃はさすがにあります(笑)脳みそがないので、何も考えずにただ浮遊しているのですが「心臓がなければ呼吸できないよね!?」って思いますよね?

浮遊動物は波に乗って動くことしかできなくて、波が無くなれば泳げずに沈んで死んでしまうようなのですが、それでもクラゲって膨らんだり、しぼんだりしてふわぁ~んってしていますよね?

もちろん頑張って泳いでるつもりなのですが、クラゲ自身が心臓の役割をしていて全身に酸素や栄養を行き渡らせていたんです♪

では「口や胃ってどこにあるんだ」って話なのですが、加茂水族館のメインでもあるクラゲドリームシアターに展示されている、日本でもお馴染みのミズクラゲの画像を上記に載せています!

よぉ~く見て下さい…まぁーるい部分の真ん中辺りに4つ葉のクローバー的なものがありますよね?ミズクラゲの1番の特徴と言える場所なのですが、コレが胃なんですよ☆

4つが普通なのですが、たまに突然変異で5つや6つの胃を持ってるクラゲもいるのでレアなクラゲを探す楽しみが増えちゃいましたね♪

さらにクラゲの寿命ってどれくらいだかご存知ですか?加茂水族館のミズクラゲを例えると約1年くらいが最大だと言われています!他のクラゲたちも同じくらいで、頑張っても2年とものすごく短いのです。

そして、最期を迎えたクラゲは水に溶けてなくなってしまうという、なんとはかない人生でしょうか(笑)ですが!!!中には、すっごーいクラゲも存在しているんです♪

テレビでも度々登場しているところを見かけますが、ベニクラゲというクラゲがかなりすごいんです★何がすごいって不老不死と呼ばれていて、最期までは他のクラゲと同じなのですがそこからポリプ(詳しくは下記参照)に若返り、またクラゲになるようです!

これを永遠に繰り返すので不老不死と呼ばれているんですね♪サイズは大体4㎜~5㎜程の小さい小さいクラゲで全体は半透明で真ん中の辺りが紅いことからその名がついたようです!それにしても、若返り…女性なら憧れる機能ではないでしょうか(笑)

もちろん加茂水族館にも展示されているのでベニクラゲを見つたら「これかぁぁぁー!」っとテンション上がる事間違いなしですよ♪

加茂水族館のプラネタリウムならぬクラネタリウムで神秘的な体験をしてみよう

加茂水族館では常に50種類以上ものクラゲが展示されています!さらに、ここでは載せきれていないような深いクラゲの生態を知れるコーナーもあるので、さらに物知り博士になっちゃいましょう☆

暗めの長い直線の道には窓のように小さな水槽がずらーっと並び、様々なクラゲが展示されています!水槽内にはちょうどいい光がついている中でふわふわしているクラゲを見るのでかなり魅了されます♪

本物のプラネタリウムについての記事も書いていますので合わせてこちらもどうぞ♪

山形大学理学部と協力!絶滅危惧種のパラオのクラゲを展示

パラオに生息する見た目は頭の部分はまん丸していて、触手の部分がもこもこしたような形になっている可愛いクラゲで、その中でもゴールデンジェリーフィッシュと呼ばれるクラゲは海水温度が上昇した為に激減したクラゲとされています。

ここでは、そんなパラオのクラゲを中心に海洋島における生物の進化を考えるパラオプロジェクトと共に展示されています☆説明ボードもクラゲとは反対側に展示してあるので子供たちに説明しながら家族で学べますね♪

 


スポンサードリンク

世界一の直径5mもの水槽クラゲドリームシアター

クラゲに特化した世界一の水族館と言われる1つでもある、このクラゲドリームシアターなのですが「何が世界一!?」って思いますよね?大きく言えば全てなのですが、5mにもなる丸い形の巨大な水槽もそうです。高さを例えて言えば信号機が同じくらいのサイズです!

さらに、この水槽の中には約40tもの水の中にミズクラゲが約4,000匹展示されています♪それに合うように、光がともされていて言葉では表しきれない圧巻のパフォーマンスです♪

上記でも話しましたが、こーんなにいるんだからレアなミズクラゲに出会う確率はかなり高いと思うので、ぜひぜひ子供たちと勝負しながら見つけてみてくださいね★

一時は閉園もした!?乗り越えたのは偶然という名の奇跡の出会い

加茂水族館は始め、山形県水族館として地元の有志者が出資しをしてくれたおかげで、昭和84年に開園されたようです。かなり歴史があって、当時も人気がかなりあったようです♪移転して鶴岡市立加茂水族館となってもなお、人気が落ちることはなかったようです!

ですが、周辺に公立の大型水族館が次々に開園してからはお客さんが減少してしまい、経営困難に陥ってしまいました。それでもなんとか、試行錯誤して色々なことにチャレンジしましたが鳴かず飛ばず…「落ちこぼれ水族館」と地元の方々からにも見放されていき、閉園に追いやられてしまいました。

最後のあがきとして生きたサンゴ礁の魚展を開く事になりました。これがダメだったらもう終わりだと思っていたようで、その準備をしている最中に偶然とも言える奇跡の出会いがあったようです!

サンゴの水槽に、4mmほどの小さなサカサクラゲの赤ちゃんが30匹ほど浮遊している所を発見したんです♪違う場所に移してエサを与えて成長して行くクラゲを展示すると「気持ち悪い」なんて言われつつもお客さんの反応が良かったようです!

それを機に「クラゲを展示しよう!するには水槽がいるが、高くて買えない…よし!作ってしまおう」と制作して完全オリジナルの水槽を10分の1の費用で作っちゃったみたいです☆さらに改良を重ねて今や全国でも使われるようになった水槽として進化して行きました♪

そうして地獄の底から這い上がった渾身の水族館は今や世界一のクラゲの水族館になったという訳なのです!

そのおかげで経営はⅤの字上がりに伸びていき、他と同じような事をしていてはダメだと学んでいた館長は「相手が大笑いするようなアイデアでないと成功しない」と解ったのでここでしか食べられないような、クラゲラーメンやクラゲアイスなども提案し人気を呼んでヒットしています♪

努力の結果が実を結びギネス・ワールド・レコーズに認定

2012年にクラゲの種類数でギネス世界記録に認定されました!加茂水族館には50種類以上いると話しましたが、その中で毒針を持つクラゲのみの30種類が認定されたようです!「なぜ、それだけ!?」と思ってしまった私はもちろん調べました!

なぜ、毒針をもつものだけが認定されたかというと、毒針をもつものだけがクラゲとして分類されるようになったからなんです。上記のクラゲの生態でもご紹介した通り、世界では刺すものをクラゲと認識しているので今回、加茂水族館で認定された毒針を持つクラゲのみが認定されたと言う事に納得がいきました☆

他にも魅力的エリアがたくさん!実際に触れて子供とドキドキワクワク楽しめる

今までは大人になったクラゲの話をしてきましたが、クラゲ解説コーナーでは実際に飼育員さんが丁寧に解説してくれるんです♪さらに、給餌の解説もしてくれるようですよぉ〜★クラゲの誕生からの過程って聞いたことありますか?

クラゲの受精卵からプラヌラと呼ばれる幼生が生まれてポリプというイソギンチャクっぽい形になって、その後クラゲの形になってきてようやくクラゲの赤ちゃんと呼ばれるストロビラになり、エフィラと呼ばれる最終形態のクラゲになるのです!(笑)

「かなり過程が多くて、名前もたくさん」そう思いますよね(笑)文字ではわかりにくいですが、加茂水族館に行けば誕生から1日目~の成長過程を解かりやすく展示されているので子供たちと一緒に学んでくださいね♪

見る以外にも実際に軍手を付けてミズクラゲの頭を触れちゃいます!「え!?刺されないの!?」と思った方もいるのではないでしょうか。実際に毒針を持つ場所は触手なのでそこ以外は刺されません!

あのファインディング・ニモにあったクラゲライダーが誕生するところでドリーがクラゲの頭の上でぽよんぽよんするシーンがあるのですが、頭の上は刺されない~のです(笑)なので、怖がらずにどんな感じか体験してみて下さいね☆

クラゲはゼラチン質なので程よい弾力と何とも言えないぷよぷよ感は病みつきになる事間違いなしですよ♪

クラゲ給餌解説スケジュール

【午前】

  • 9:30
  • 11:00

【午後】

  • 14:30
  • 16:00

まとめ

  • 加茂水族館にはクラゲ以外の生き物もいる
  • 世界一のクラゲの水族館
  • 地獄の底から這いあがった偶然という名の出会い
  • ギネスに認定されたクラゲは30種類
  • 触れるコースでは家族みんなとドキドキしちゃお♪

一時は閉園してしまった加茂水族館…。でも、30匹のクラゲの赤ちゃんをきっかけに生まれ変わり世界一のクラゲの水族館に変貌を遂げました☆

それ以降は園長の奇抜な発想のおかげで、クラゲラーメンやアイスなども人気を集めて今はすっかり人気の水族館に仲間入り!努力と奇跡の出会いで立ち直った面白い水族館に家族と一緒に感動を味わいに行きましょう♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA