札幌円山動物園といえば、シロクマ!ですよね。
シロクマに関しては別の記事で書いていますので、そちらを読んでくださいね。
今回、私が紹介したいのは、男の子たちの憧れ(?)的動物オオカミです。
お祭りもやってます。
それから、札幌円山動物園にある、とっても珍しい場所があるんです!どこだと思いますか?
札幌円山動物園のオオカミとは?
かつて、北海道にはエゾオオカミが生息していましたが、絶滅してしまったために今ではその姿を見ることができなくなってしまいました。
日本人が絶滅させた初めての種はエゾオオカミです。ヒトの一方的な都合による殺戮の歴史です。
エゾオオカミは、エゾジカが大好物で、他にもウサギや鳥も食べていました。ニホンオオカミよりはるかに大きかったようです。
アイヌ民族の間ではホロケウカムイと呼ばれて尊敬されるような動物でした。
ホロケウの意味はオオカミ、カムイの意味は神です。
エゾオオカミを時には毒矢を使って狩りもしましたが、生活に必要な範囲での狩りだったようです。
その意味ではうまく共存していました。
絶滅の原因としては、次の5つがあげられます。
1 明治時代に本州からの移民によって北海道の開拓が始まり、エゾオオカミが生きていく土地が急激にヒトに奪われていきました。
2 政府が1876年から1888年まで懸賞金を付けて駆除を奨励したようです。
3 1879年には大雪により、エゾシカが大量に餓死してしまいます。
4 ヒトが食肉用にエゾシカを大量に捕獲してしまいました。
5 1896年には毛皮の取引が終了しましたが、その時にはエゾオオカミはほとんど見られなくなっていました。
日本の生態系の頂点にいた日本産オオカミ。
1905年に絶滅したニホンオオカミと、1900年に絶滅したエゾオオカミは同じ時期に地球上に存在していました。
どちらも神のように崇められ、そして憎むべき存在として存在を消されたようです。
そして、現在札幌円山動物園にいるオオカミはシンリンオオカミです。
シンリンオオカミはタイリクオオカミの亜種で、オオカミの中で最も大きく頑丈な体をしています。
群れにはリーダーを中心とする厳格な順位があり、群れのまとまりはとても強いです。オオカミのイメージそのものです。
北アメリカのカナダ、アラスカの森林地帯に住んでいて、野ウサギ、ビーバーなどを食べています。
オオカミは狩猟が得意なことから、円山動物園周辺に生息しているカラスがエサを探しに飛来すると、一瞬にしてオオカミのエサと化します。
カラスってすばしっこいイメージですが、オオカミの方がそれを上回っているのですね。恐るべきオオカミ。
カラスがオオカミに食べられちゃうのを見るのは、不安に思うかもしれませんが、滅多にそういう事はないので安心してください。
でも、その場面に遭遇したら、自然の摂理弱肉強食のいい勉強になりそうですね☆
体が一番大きくて、毛の色が白いのですぐに見分けることができます。家族でも順位がはっきりしているんですね。
シンリンオオカミは、冬場こそ見るのが楽しいと飼育員さんは言います。特にエサの時間は必見とのこと。
雪の中に隠したエサを目や鼻を駆使して探します。そして見つけたエサは、門歯、犬歯、裂肉歯を上手に使い分けて食べ進めていきます。
なにより、ふさふさした冬毛、雪の中をかけまわる姿は美しく威厳があります。
気ままな夜行性なので、日中は多少活動もしますが、じっとしているか寝ていることが多いです。
寝ている姿も良いのですが、子供がある程度大きいようなら夜の動物園がおすすめです。
夜の動物園の楽しみ方についてはまた別の記事で詳しく書きますので、参考にしてください。
とても珍しい場所はお馴染みのあれが飲めるカフェ
引用:札幌円山動物園HP
ネイチャーカフェ・アースはモンキーハウスのそばにあるカフェです。
コカ・コーラが出店しており、店内はお馴染みのコカ・コーラの赤い文字が白い壁に映えます。
店内は木のぬくもりを生かしたナチュラルな雰囲気です。日本では、円山動物園と羽田空港だけだそうです。行く価値ありですね。
メニューは、北海道産豚肉のソーセージを使ったホットドッグや、カレー、パスタ、長さ約30センチの円山揚げパンなど、地産地消を目指したメニューになっています。
私と娘が揚げパン大好きなので、ぜひ食べてみたいです。
キッズスペースの設置やキッズメニューの用意もあるので子供連れで気軽に利用できますよ。
キッズスペースがあるので、子供たちも少し遊べるし、大人もお茶でもしてゆっくりできますね。
もちろん、コンツァーボトルのコカ・コーラが飲めます。コーラはやっぱりビンで飲む方が美味しいですよね〜
コンツァーボトルとは、胴体がくびれたボトルのことで、コカ・コーラ社が開発した独自デザインのボトルのことです。
コカ・コーラの限定グッズも売っています。お土産にも良いですね。
園の外から買うことはできないので、動物園に行った際に立ち寄ってみましょう。
店内での食事のほか、テラス席も用意。晴れた日には外でのんびりと食事ができます。外での食事は子供たちも喜びそうですね。
狼祭inアースデー
アースデーin円山動物園では、ここに暮らす世界中の動物や円山の自然から、
「地球」「命」「ヒトと動物、環境とのつながり」を感じ、伝える意義を共有できる方々との協働によって、地球の事を考え行動する事を目的に開催しています。
今年も狼祭を開催するそうです!なんと時期的にそろそろなんですね!
日時 2018年5月19日(土)20日(日)
時間 10:00~16:00
会場 札幌市円山動物園 エゾシカ・オオカミ舎
そのイベント内で、オオカミのことを正しく、そして深く理解してもらうため狼祭を開催しています。
パネル展
オオカミ画像のスライドショー
オオカミの重さ体験コーナー
オオカミとイヌの頭骨を観察してみよう
オオカミの足を観察してみよう
わんタマ!
マズルでポン!
オオカミクイズ
記念スタンプコーナー
オオカミへのメッセージ
グッズ販売
狼祭というだけあって、オオカミづくしです!一部を詳しく紹介します。
パネル展は、その年ごとに違ったテーマで展示されています。オオカミについてより深く知ることができます。
オオカミの足を観察してみようでは、実物大のオオカミの足を再現しています。大きさに加えて、肉球まで再現されています。
「大きい?」「以外と小さい?」自分の手や子供の手を当てて大きさ比べをしてみてください。
私は猫と犬の肉球は微妙に違うと思うのですが、オオカミの肉球とはどんなものなんでしょうか。ぜひ触ってみたいですね。
仔オオカミ重さ体験コーナーでは、「ルーク」の子供の頃の体重測定時と同じ大きさ、同じ重さのぬいぐるみを展示しています。
仔オオカミってどれくらいの重さなんでしょう。大きさと重さの想像がつきません。
ぬいぐるみですが、動物の赤ちゃんを抱っこできる機会はそうそうないので子供たちにとっていい体験ができると思います。
オオカミグッズも販売しています。他にもその年によって、スタンプラリーやクイズもあるので、子供と遊びながら学べますね。
厳選お土産3種類をご紹介
円山動物園のお土産は、園内のオフィシャルグッズショップにて買うことができます。
オフィシャルグッズショップは、正門を入ってすぐ左側の動物科学館に併設されています。
また、西門を入ってすぐ左側のオフィシャルステーションもギフトショップが併設されているのでここでも買えます。
それでは、お土産を3つ紹介します。
動物をモデルにしたぬりえ
書籍
まず1つ目です。円山動物園ビールというのをご存知ですか?
円山動物園オリジナルグッズの1つで大人向けの商品です。
種類は、チンパンジーのピルスナー、レッサーパンダのエール、シンリンオオカミのスタウトと3種類です。
味を飲み比べするのも楽しいですね♪イラストも可愛いです。
ちなみに、簡単に説明するとピルスナーとは、日本の大手メーカーのビールのことです。
エールとは、伝統的な昔ながらの作り方のビールで複雑な香りと深いコク、フルーティーな味を生み出したビールです。
最後のスタウトとは、黒ビールのことです。
2つ目は、円山動物園にいる動物たちをモデルにしたぬりえです。
地球や動物たちの未来を考えた絵本風のぬりえで、子供たちに「動物への興味」「環境への気づき」「命の大切さ」を楽しく促すグッズです。
絵本もぬりえも大好きな娘にぴったりです。ぜひ読んであげたいですね。
最後に、円山動物園で発行・販売している本ではないのですが、円山動物園を応援する企業などが円山動物園をPRするための本を出版し、販売しています。
これらの本の売り上げの一部は、円山動物園の動物の飼育のために寄付されることとなっているものがあります。
本を買って円山動物園を応援したいです。
まとめ
オオカミの魅力が分かっていただけたら嬉しいです。本当にかっこいいです!
事前に調べて都合が合えば、狼祭も楽しいですね。子供と一緒に学べます。
お土産はここでは紹介しきれないくらい色々あるので、子供と一緒に選んでみるのも良いかもしれません。
札幌円山動物園へ足を運んでみてください♪
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