沖縄の人気スポットである「沖縄美ら海水族館」はジンベイザメやナンヨウマンタが悠々と泳ぐ超ビッグスケールの水族館です。2002年11月のオープンから現在まで300万人以上の来館者を記録するなど、日本を代表する水族館です。
そんな美ら海水族館のたくさんの水槽がある中で一番の目玉といえば「黒潮の海」コーナー!その中でも巨大アクリルパネルは絶好の迫力です。でも、巨大アクリルパネルと言われてもどこの事だかわからないですね?ジンベイザメがいる水槽ですよぉ~と言えばお分かりでしょう!
やっぱり美ら海水族館のアイドル的存在といえばジンベイザメですよね!今回は、美ら海水族館の「黒潮の海」にいるジンベイザメの魅力について語っていきます!ジンベイザメをモチーフとしたお土産も紹介していきますよ~。
美ら海水族館「黒潮の海」の巨大アクリルパネルとは?
「黒潮の海」コーナにある巨大アクリルパネルは、全長7.8mものジンベイザメのほか、ナンヨウマンタなどの多種多彩な魚たちが泳ぐ大水槽です。
黒潮の海の巨大水槽前では、1日5回の水槽解説があり、ビデオ映像を交えて紹介しています。15:00と17:00にはジンベイザメの給餌解説があります。
【水槽解説】
- 11:30~:『黒潮の海』の解説と映像による紹介
- 13:30~:『黒潮の海』の解説とダイバーによる水中カメラ映像
【給餌解説】
- 9:30~:ナンヨウマンタが後方回転しながら餌を食べるシーンを紹介
- 15:00~/17:00~:ジンベイザメが立つ!迫力満点の食事シーンを紹介
巨大アクリルパネルの大きさは?
感動的な光景が一望できる巨大アクリルパネル、巨大というからには大きいんですが、実際のサイズって気になりますよね。その大きさは高さ8.2m、幅22.5mm、厚さ60mもあるそうなんです!大きいですよね〜。
まるで海の中で泳ぐイルカのような気分が味わえます。巨大アクリルパネルではサメやエイ、その他黒潮の回遊魚にも手の届きそうな感動と興奮を楽しむことができますよ。
ちなみに巨大アクリルパネルのアクリルはガラスより軟らかく、安全で強度も高い素材です。美ら海水族館の巨大アクリルパネルは一本の柱もなく7500tの水圧に耐えることができる巨大な窓です。
「黒潮の海」の巨大アクリルパネルは1枚のアクリルパネルとして、また水族館の窓として世界最大であることがギネスで認定されています。
美ら海水族館のジンベイザメ
ジンベイザメは、成長すると10〜12mになる魚類の中でも最大種の魚です。12mというと、車5台を載せられるキャリアカーの長さです!
ジンベイザメは世界の熱帯から亜熱帯の表層に生息します。美ら海水族館に寄せられる沖縄本島での確認情報は5〜6月ごろが多いそうですよ。
ちなみに、模様が夏着の甚平(ジンベイ)に似ていることから「ジンベイザメ」と名付けられました。
美ら海水族館のジンベイザメ:ジンタ
沖縄美ら海水族館で飼育されているオスのジンベイザメには名前がつけられています。その名前も、「ジンタ」です。ジンタは1995年3月11日から飼育されており、その飼育期間は今年で24年を迎えます。長いですね〜。ちなみにこれはジンベイザメの世界最長飼育記録とされています。
毎年3月11日には、水族館側でジンタの誕生日をバースデーケーキならぬオキアミケーキ(写真下)で祝います。このオキアミケーキは、美ら海水族館の飼育員の方々が愛情込めて作った、「まるでケーキのようなデザインがされた」オキアミです。
少し美味しそう、と感じてしまいます。
引用元:美ら海水族館公式サイト
11:30〜と13:30〜の「水槽解説」で美ら海水族館のジンベイザメ飼育のこれまでの歩みと「ジンタ」の成長記録を見ることができます。お立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
美ら海のジンベイザメの写真が撮りたい!
ジンベイザメは優雅にのんびり泳いでいるので写真で撮りやすいです!2匹のジンベイザメを一枚に収めるためには少々待ち時間が必要かもですね。
「ジンベイザメの餌やりを」見るには、大水槽を見上げる位置がオススメですよ。そのためには、下の階の前列が良いです。
家族全員で写真を撮りたくて、何分もジンベイサメ待ちをしたら家族に怒られちゃいました。でも、水槽の前を泳いでいくブラックマンタ(後述)の写真もキャッチできたからよかったかなーなんて。その黒さに驚いちゃいましたよ。
ジンベエザメの繁殖を促す試み
美ら海水族館では、2016年に3匹のうちメス1匹を海上いけすにお引越しさせ、オスであるジンタとメス1匹の「ペア飼育」をスタートさせました。
オスはすでに成熟しているので、もう1匹のメスの成長を促すために、ゆとりあるスペースの確保を行なっています。美ら海水族館では、世界初となる「ジンベイザメの繁殖」を目的としています。
さすが沖縄随一の美ら海水族館、壮大な計画ですね。ちなみに、ジンベエザメは個体数も少なく、捕獲も困難なため解剖などの調査がほとんど行われていません。
このため、繁殖に関するデータが少ないのが現状です。1995年、台湾で捕獲された母ザメの体内から約300個体の胎児が見つかったことでジンベイザメは卵生ではなく胎生であることが判明したのみです。
成長する過程や後尾の仕方、さらに繁殖周期や妊娠期間など、いまだ謎のままです。美ら海水族館では、そんなジンベイザメの繁殖を解明するため、2匹の行動を注意深く観察しながら研究を進めています。
大迫力のお食事タイム!!何を食べているの?
サメ!と聞くと「人食いザメ」や「ジョーズ」のようなイメージがありますが、ジンベイザメはとても大人しい性格です。主にプランクトンや小魚、魚の卵、海藻などを食べ、人を襲うことは滅多にありません。
また、ジンベイザメの歯は退化していて、とても小さな歯がお口の上下合わせて約8,000本並んでいます。そのため、ジンベイザメが口を開けても歯は見えません。
サンゴの産卵期には水面に漂う卵を食べたり、時には立ち泳ぎをしながら水面近くの餌を食べるそうです。
大迫力のお食事タイム!その姿とは?
美ら海水族館での餌やり時間(給餌ショー)の時に約100リットルの海水とともに餌のオキアミを大口を開けて吸い込む豪快な摂餌シーンをみることができます。
飼育員の方が餌を口に流し込見ます。その瞬間、海水と一緒に餌を吸い込み、エラの奥にある鰓耙(さいは)というスポンジのような部分で餌だけを選んで食べます。
餌を食べる瞬間は満員の観客から異口同音のどよめきが起きます。と同時に、ジンベイザメのとてつもない肺活量に驚かされます。本当に、物凄い迫力です。
印象深いのは、何と言ってもこの立ち泳ぎ!!水面の植物プランクトンを食べるためにこの姿勢なんだとか。
「これが本当に魚?」って思いました。同時に、駅前の立ち食いそば屋さんでお食事してるおじさんを連想してしまいました(笑)
立ち泳ぎが見れる給餌解説は15:00と17:00の2回、時間になると飼育員さんが水面を叩いてジンベイザメ達を呼び寄せます。お魚達が動き出したらすぐ始まりです。水槽前のスペースが横にも縦にも広く、見れないことはないですが、混雑が予想されるので時間に余裕を持つことをオススメします。
ジンベイザメだけじゃない?黒潮の海のサブスター!
黒潮の海コーナーにある巨大アクリルパネルの中にはジンベイザメ以外にもお魚さん達がたっっくさんいます!なかでもジンベイザメの次に人気が高いのはナンヨウマンタです!
通常、ナンヨウマンタは背中が黒くお腹が白色をしていますが、その中に一匹だけお腹も真っ黒な通称「ブラックマンタ」が泳いでいます。
全身が真っ黒のナンヨウマンタ、ブラックマンタ。かっこいいですね〜。小さなお子さんでも簡単に見つけられますので、一緒に探してぜひ世界的にも貴重なこのブラックマンタを観察してみてください。
美ら海水族館にお越しの際は、ジンベイザメだけではなく、このブラックマンタにもぜひ注目してみてください!
流行のインスタ映え!?ジンベエザメモチーフのお土産
美ら海水族館には5つのショップがあります。一部季節限定のショップもあるみたなので下にまとめてみました☆
引用元:海洋博公園公式サイト
店名 | 場所 |
[A]ショップ「ブルーマンタ」 | 沖縄美ら海水族館1F |
[B]ショップ「やんばるの杜」 | 総合案内所「ハイサイプラザ」 |
[C]オキちゃんショップ | イルカラグーン近く「パークセンター」内 |
[D]ビーチ売店 | エメラルドビーチ(営業4月~10月) |
[A]ミュージアムショップ「南国」 | 熱帯ドリームセンター(チケットなしでも利用できます) |
実は、那覇国際通りにも「アンテナショップ・うみちゅらら」があるので、「あっ(汗)お土産買い忘れた!」「あーっあれも欲しかったのに・・・」などの大失敗時に役に立ちますよ♪
楽しみの忘れ物はもうこれで解消ですよね(笑)さてさて、どんな映え!な「ジンベイザメ」アイテムがあるのか見てみましょう☆
ジンベイザメの形をした沖縄の伝統菓子ちんすこう
頂き物の沖縄土産。沖縄美ら海水族館の「じんた ちんすこう」です。かわいいジンベエザメ型のちんすこう。味はプレーン、黒糖、紅いもの3種類。おいしくいただきました。 pic.twitter.com/B7l44gHwsR
— 梧桐院 (@GotowinKcat) August 3, 2017
美ら海水族館で唯一名前がついているジンベイザメのジンタは20年以上飼育されており、ジンベイザメの世界最長飼育記録を持っています。
「じんたちんすこう」は美ら海水族館で人気のジンベイザメ、ジンタの形をした愛らしいちんすこうで、大サイズが税込972円、小サイズが税込486円となっています。
ちんすこうとは素朴な味の沖縄の伝統菓子で、沖縄土産の代表格ともいえるアイテムです。
じんたちんすこうは「伝統的な沖縄菓子+美ら海水族館の人気者」で産まれたお菓子となっています。可愛い形でホロっとした食感が美味しい、幅広い世代に喜ばれるお菓子です。
トートバック、にこにこジンベエ
修学旅行1日目にリュック壊した私は
マスキングテープを駆使して1日目を乗り切り、2日目の美ら海水族館でトートバックを買ったのであった pic.twitter.com/bATZxwwlHs— つきみ (@_Daifuku_engeki) September 12, 2018
こちらは、美ら海水族館のジンベエザメがモチーフになったトートバックです。横いっぱいに広がった大きな口の可愛らしい顔がそのままバッグになりました。
大小2つのサイズから選ぶことが出来、大サイズが税込1,620円、小サイズが税込1,296円となっています。
大きいサイズはノートや雑誌、なんでも入るメインバッグに、小さいサイズはお弁当や水筒を入れたり、ちょっとしたお出かけに使ったりのサブバッグとして使えます。もちろん、2個持ちも可能ですよ。
大きな口でにっこり笑うにこにこジンベエシリーズは、持ってる人もみた人も、みんなが笑顔になれるハッピーなデザインですよね。美ら海水族館にお立ち寄りの際は、要チェックです!
まとめ
- 現在のジンベイザメはメス1匹、オス1匹のペアでの飼育を試みている
- 大迫力のお食事タイムは15:00と17:00!!お見逃しなく!
- 「黒潮の海」ではジンベイザメだけでなくブッラクマンタにもご注目を!
- 美ら海水族館限定!「ジンタちんすこう」と「にこにこジンベエ」は一見の価値あり!
立ち泳ぎしながら餌を食べるなんて驚きですよね。サメって怖いな、と思ってる方でも、少し見方が変わりますよ。また、美ら海水族館では「ジンベイザメの繁殖」という世界初の試みにも挑戦しています。オスであるジンタの責任は重大ですね(笑)
ジンベイザメや美ら海水族館のことをもっと知りたい!と思ってくださった方、きっと素敵な思い出になるはずです!沖縄美ら海水族館へ是非足を運んでみてくださいね☆