「美ら海水族館に行きたい!」あるいは「行くことが決まった!」という方。沖縄屈指の人気観光地ですから満喫したいですよね!でもはじめての美ら海水族館、大きな水族館だからこそ何から見ればいいの?どこを回ればいいの?と迷ってしまいます。
特に沖縄旅行で美ら海水族館を訪れようとしている方は多いのではないでしょうか。でも旅行だと滞在時間は限られてしまいます。限られた時間の中で、なかなか行くことができない美ら海水族館をどうしたら満喫できるのでしょうか!?
そこで、今回は限られた滞在時間で効率的に美ら海水族館を回るためのおすすめの回り方を、滞在時間別に紹介します!旅行プランに合った回り方をチェックしてみてください!
滞在時間がとっても短い場合:弾丸ツアーでのおすすめの回り方
沖縄旅行に行くとなると、ほとんどの方が飛行機に乗っていくのではないでしょうか。飛行機だったら東京から約3時間、北海道からだって約4時間ほどで行けちゃうからとっても便利ですよね。
とは言え飛行機代はかかるし、便利とは言っても3時間かかるとなるとそう何度も行ける場所ではありません。だから一回の旅行でできるだけたくさんのスポットを回りたい!と思うのは決して欲張りなことではないです。
色々回りたいとなると、美ら海水族館にいられる時間は2~3時間しか取れない・・・なんてこともありますよね。そんな方にオススメのピンポイントで美ら海水族館を満喫する方法をご紹介いたしましょう!
何といってもジンベエザメ!
美ら海水族館での滞在時間が2~3時間しか取れない場合、とにかく見るべきは、ジンベエザメです。
美ら海水族館といえばジンベエザメ!ジンベエザメといえば美ら海水族館!というくらいの大メジャーですよね。せっかく遠路はるばる美ら海水族館に行ってこれを見ないという選択肢はありません。
なぜここまで美ら海水族館=ジンベエザメのイメージが定着しているかというと、美ら海水族館は日本で初めてジンベエザメの飼育に成功した水族館だからなんです!
日本でジンベエザメが見られる水族館は4か所ありますが、他の水族館のジンベエザメ飼育歴が2000年代からなのに対し、美ら海水族館の飼育開始は1995年からと他を圧倒する歴史を持っています。
滞在時間が数時間と限られている場合、ジンベエザメ1択と言っても過言ではありません。大きな体で優雅に泳ぐ姿はまさに圧巻です!
ジンベエザメの巨大水槽が素晴らしい!
ジンベエザメがみられる黒潮への旅エリアの何がすごいかっていうと、その水槽の巨大さです。巨大アクリルパネルで作られた大水槽は、高さ8.2m・幅22.5m・厚さなんと60cmもあるというのだから驚きですよね!
映画館のスクリーンを思いうかべてください。国内最大級と言われているユナイテッドシネマ豊洲のスクリーンサイズでさえ9.7m×22.6mですから、一般的な映画館のスクリーンよりも大迫力の光景が目の前に広がります。
しかも1枚のアクリルパネルでできているので遮るものが全くありません。本当に海の中にいるような気分になれます。
ジンベエザメはどこにいるの?
このジンベエザメの水槽は2階にあります。順路どおりに進むと、3階からスロープを降りて行くと、この巨大水槽が目の前に現れます。水槽を横目に降りていくので、まるで自分が海の底に向かって海の中を降りていく気分になります。
そしてこの巨大水槽の中を、悠然とジンベエザメが泳いでいます。本当に時間がゆっくり流れ、海の中に静かに佇んでいるような気分に浸れます。
子供にとっても、なかなか体験できない不思議な空間を味わえる、学びの場としても最高の場になりそうですね!
滞在時間が数時間しかない場合は館内をいろいろと見るのではなく、あえてこの巨大水槽の前でゆったりと時間を過ごすのがおすすめです!
行く時間に工夫をすればお得に楽しめる!?
ジンベエザメのいる大水槽が見られる「黒潮への旅」エリアは人気スペースなので混んでいることも・・・。「時間がないのに、人がいっぱいでゆったり満喫できないわ!!」なんてならないように時間帯にも工夫をして見ましょう!
夕方16時以降だと比較的人が少ないため日中の混雑時よりも余裕を持って見られるし、なんと驚き!お得に入れちゃう特典まであるんですよ!
通常価格 | 4時からチケット | |
大人 | 1,850円 | 1,290円 |
中人(高校生) | 1,230円 | 860円 |
小人(小中学生) | 610円 | 430円 |
なんと料金が約3割お得になるんですよ!例えばパパ・ママ・高校生1人・小学生1人の4人で遊びに行ったとするとどのくらいお得になるのか見てみましょう。
- 一般合計:5,540円
- 4時からチケット合計:3,870円
- 差額:1,670円
1,670円というと旅行だとパーッと使ってしまう額かもしれませんが、こういったところで少しでも節約出来ると良いですよね!その分お土産をバージョンアップしたり、ディナーのデザートをグレードアップさせてプチ贅沢を満喫する事だって可能です。
時間帯にもこだわって、十分満喫できる時間にお得に楽しんじゃいましょう!
滞在時間が5~6時間:半日コースでのおすすめの回りかた
旅行会社のバスツアーなどを利用する場合、美ら海水族館の滞在時間が2~3時間程度のツアーと、5~6時間程度のツアーがあります。
バスツアーなどを使うにしろ使わないにしろ、美ら海水族館での滞在時間を5~6時間、半日程度の時間をとるのが一番のおすすめです。
なぜなら広い美ら海水族館、その魅力を存分に味わうにはせめて半日は必要だから!半日程度の滞在時間がある時は、前述のジンベエザメに加えて、「オキちゃん劇場」と「イルカラグーン」へ行くのがおすすめです。
イルカの可愛らしい顔とダイナミックな泳ぎと大迫力なジャンプのギャップに、子どもも夢中になること間違いなし!子供連れであれば、絶対に外せないポイントですよ!
オキちゃん劇場
水族館といえばイルカショー!という方も多いはず!そんな方は「オキちゃん劇場」に真っ先に向かいましょう!イルカのダイナミックなジャンプは圧巻です!!
実は美ら海水族館は海洋博公園の中にある施設の一つ。美ら海水族館以外にも注目施設がたくさんあり、その一つがオキちゃん劇場なのです!
そう、オキちゃんというのは1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会のマスコットの名前なんです。博覧会のために捕獲・選抜されたイルカの名前なんだとか。そのときのイルカの名前がそのまま劇場の名前に使われています。
でも驚くのはここから!なんと当時のオキちゃんはまだ現役で活躍しているんですって!なんと40年以上も現役でみんなを笑顔にしているなんて、尊敬してしまいます!
オキちゃん劇場のイルカショーは時間が決まっているので、「行ったけど見られなかった!」とならないようにショーの時間をチェックしてから行きましょう!
- イルカショー(20分)・・・11:00/13:00/14:30/16:00/17:30*
- ダイバーショー(15分)・・・11:50/13:50/15:30
- イルカ観察会(15分)・・・10:00/11:30/13:30/15:00
*4~9月のみ開催
ジャンプなどのダイナミックなイルカたちの姿を楽しみたければイルカショーがオススメ!水しぶきを浴びながら大迫力を楽しみましょう!
イルカの生態や能力を知りたい!というならダイバーショーはいかがでしょうか。水中のイルカの姿をガラス越しに観察しながら、ダイバーの方から楽しくその生態を学べますよ!
さらにもっと間近でイルカを見たい!!という好奇心旺盛な方にはイルカ観察会がピッタリです!身体の仕組みだったり水族館での健康管理のお話なども聞けて、参加すればイルカ博士になれること間違いなしです!
そんな人ごみ嫌いの方もご安心を!イルカラグーンでは、ショーをしていないときのイルカたちを見ることが出来ますよ。
イルカラグーンはオキちゃん劇場の隣にある大きな水槽です。ショーとは違い、イルカたちが自由にゆったりと泳ぐ様子を見ることができます。
オキちゃん劇場・イルカラグーンは追加料金なしでショーを鑑賞できるので、子供にイルカショーを見せてあげるのがおすすめです!
滞在時間が6時間以上:1日コースでのおすすめの回りかた
丸1日、がっつり美ら海水族館で過ごせるという贅沢なあなたは、前述の、ジンベエザメ、イルカショー、イルカラグーンに加え、黒潮探検、ウミガメ館などがおすすめです。
ここまで満喫出来れば一日であなたも美ら海水族館マスターになれちゃうかもしれませんよ!?
黒潮探検
黒潮探検は、前述のジンベエザメの巨大水槽を上から見学できる水上観覧コースです。美ら海といえばジンベエザメなので、やはりこれも見る価値大です。
しかしこの黒潮探検は、開館から午前11時までと、17時30分以降しか行なわれていません。つまり、日中の主要な時間帯には行なわれていないのです。
なので、2~3時間の滞在や半日などの滞在時間の場合は参加できない可能性が高いです。丸1日贅沢に美ら海に滞在できる人ならではの探検といえます。
水槽の上に渡された細い通路から、下を覗くとジンベエザメが泳いでいるので、本当に冒険、探検気分が味わえます。貴重な体験です。
ウミガメ館
ウミガメ館では、その名のとおりウミガメを見ることができます。前述のイルカラグーンのそばにあります。
最近の子供たちはウミガメが大好きですよね。ディズニー映画「ファインディング・ニモ」に出てくるウミガメのクラッシュが大人気なことも影響しているのかもしれません。
しかし映画やディズニーシーのアトラクションでしか見たことのないウミガメ。実際に泳いでいるのを見ると、子どもたちはその大きさに驚いてくれるに違いありません!
大きな身体でゆったりと泳ぐ姿と、つぶらですべてを悟っているかのような瞳。大人たちも日ごろの疲れをウミガメに癒してもらえること間違いなしです。
「ウミガメ館」は前述の「イルカラグーン」の近くにあります。滞在時間に余裕がある方はぜひ寄ってみてください!
美ら海水族館の攻略方法:効率的な回り方
滞在時間別のオススメポイントを見てきましたが、そうは言ってもやっぱりあれもこれも見たいですよね!もし効率的に回ることが出来れば、それだけたくさんのスポットを楽しむことが出来るし、子どもも大人も大満足できるに違いありません!
広々とした美ら海水族館と海洋博公園を存分に満喫できる効率的な攻略方法をここからはチェックしていきましょう!
攻略方法その1:ショーの時間をチェック
限られた滞在時間の中で、美ら海水族館を効率的に回るための攻略方法の1つ目は、ショーの時間のチェックです。
美ら海水族館に着いたらすぐに、ショーの時間をチェックしましょう。あるいは、美ら海水族館の公式ホームページにアクセスすれば、ショーの日程を事前に知ることができます。
「オキちゃん劇場」で行なわれているイルカショーの他にもたくさんのショーが楽しめるのも美ら海水族館の魅力のひとつですよ!
ショーの時間をチェックしておいて、その時間を軸にどう見て回るか計画を立てておくと魅力を存分に楽しめます!
攻略方法その2:間に合うならば黒潮探検へ!
午前中の早い時間に美ら海水族館へ到着できる場合は、まず最初に前述の黒潮探検に行きましょう。なぜなら前述のとおり11時以降から夕方までは黒潮探検が開催されていないからです。
早めに美ら海水族館に行って、日中は見られない特別体験をするなんて思い出にもしっかり残りますよね!
また、到着が遅くとも夕方以降も遅くまで滞在できる場合は、夕方の部の「黒潮探検」に行くこともおすすめです!
攻略方法その3:食事の時間をずらす
美ら海水族館には、館内にレストランも併設されています。沖縄の海を見ながら食事ができるオーシャンビューのレストランです。
限られた滞在時間で効率的に水族館を見学するには、館内のレストランはとても便利です。しかし、どこの観光地でも一緒ですが、お昼時はレストランが混雑します。
空いている時間に昼食をずらすことができると、レストランの空き待ちで余計な時間を潰すことなく、効率的に水族館を回れます。レストランも空いていれば窓際の席に座れて、贅沢な眺望を楽しめます。
さらに水族館そのものの混雑する時間帯や時期を確認しておくのも重要なポイント!詳しい内容はこちらの記事でチェックしてみてください!
赤ちゃん連れのベビーカーでも大丈夫?
赤ちゃんを連れての場合、心配なのはベビーカーが使えるかどうかですよね。館内がベビーカーOKだったとしても、段差が多かったら結局不便になってしまうんじゃないかと不安になるかと思います。
でも美ら海水族館は大丈夫!美ら海水族館の館内はスロープが完備されています!だから赤ちゃんをベビーカーに乗せての移動もすいすいラクラクです!
美ら海水族館の入り口はビルの4階部分にあり、そこから段々と下っていく順路になっています。入り口の4回から3回への移動は基本的にエスカレーターで降りますが、ベビーカーの場合はエレベーターを遣って降りることが可能です。
そして3階に降りた後は、メインの順路の中でエレベーターを使わないといけない場所はなくなります。順路に沿って歩いていくと、気づいたら下の階についていた!となるんです。
その順路もすべてスロープになっているので、ベビーカーを引いているママも赤ちゃんもストレスを感じずに生き物に夢中になれますね!
屋外施設は坂が多い!
しかし、屋外施設へ行くためには、かなりの高低差があります。水族館のメインの建物は海沿いから少し離れた高台の上にありますが、オキちゃん劇場・イルカラグーン・ウミガメ館」は、いずれも海岸沿いにあります。
水族館のメインの建物とこれら海沿いの施設との間は、いずれもスロープや坂道で行き来することができるので、バリアフリーとなっています。なので、不便は感じませんが、かなりの坂道を登ることになるので体力は必要です。お父さん、お母さん、がんばりましょう!
ベビーカーは荷物になるし・・・でも安心を!
ベビーカーは使えるって言っても、持ってくるのが大変だったりもしますよね。旅行できているならなるべく荷物は減らしたいものです。出来れば持って行かずに観光は身軽にしたい!って思いませんか?
そんなときもご安心を!なぜなら美ら海水族館ではベビーカーの無料貸し出しを行っているんですよ!借りることが出来るのであれば、大きなベビーカーをわざわざ持ってくる必要もなくてありがたいですよね!
しかも借りれる場所も何箇所か用意されています。各ゲートや案内所で貸し出しをされているのも嬉しいですよね。
- 水族館案内所(20個)
- 中央ゲート案内所(11個)
- 総合案内所(ハイサイプラザ)(5個)
- 熱帯ドリームセンター(2個)
- 北ゲート警備ボックス(10個)
- 南ゲート警備ボックス(1個)
ただし、貸し出しの予約は行っておらず先着順なので借りる方はお早めに!
まとめ
- 短時間で回るならジンベエザメは欠かせない!
- 半日時間が取れるならイルカショーもオススメ!
- 丸一日楽しむなら、黒潮探検で普段は見られない光景とウミガメ館で癒しを!
- 効率的に回れるように工夫も大切!
- ベビーカーは無料貸し出しを利用して身軽に楽しもう!
限られた時間で効率的に回れれば、楽しい沖縄旅行の思い出がさらに楽しいものになること間違いなしですね!しっかり計画をして、美ら海水族館を存分に満喫しましょう!