九州の大分県にあるテーマパーク、城島高原(きじまこうげん)パーク(通称キジマ)。そこの一番人気のアトラクション、ジュピター。あまり聞いたことのない名前でしょうか。
でもこのジュピター、実はとってもすごいんです。そのすごさは、「日本初」や「日本に少ししかない」という言葉がつくほど。
気になってきましたか?今回はそのジュピターの魅力をたっぷりお届けします。
城島高原パークのジュピターはこんな乗り物
ジュピターという名前を聞いてどんなアトラクションをイメージしますか?英語で『木星』を意味することから、木=森。森ってすごく穏やかで優しい雰囲気がありますよね。なのでゆったりとした観覧車のようなものを思い浮かべたのではないでしょうか。
この動画を見て、まさかこんなジェットコースターだなんて思ってもみなかったはず。
城島高原パークのジュピターは日本初の・・・
引用先:城島高原パーク公式HP
見てください、この美しいコース。まるで割りばしで作られた芸術作品のように感じませんか?それもそのはず。だってこのコースは木で造られているんですから。そう、ジュピターは日本初の木製コースターなんです。
鉄骨が主流の現在のジェットコースターとあって、ジュピターは数少ない貴重な存在です。
- 運 行 開 始: 1992年
- コース 全 長: 1,600m
- 最高の 高 さ: 42m
- 最 高 速 度: 91km/h
- 乗 車 時 間: 2分35秒
- 身 長 制 限: 120cm以上
- 年 齢 制 限: 60歳以上は乗車不可
- 乗 車 定 員: 24名
- 利 用 料 金: 1,000円
- 雨の日 運 行: 休業
100キロ近い速度で地上から42mの高さまで上ったり下ったりをすれば怖いに決まってますよね。6万本の米松(べいまつ)で組まれたコースの美しさもその恐怖を倍増させています。
けれどそれとは別に、木ならではの温かさも感じます。なんとも不思議な魅力を持ったアトラクションですね。
木製ならではの優しさと、木製ならではの揺れときしみ。外からの見た目と乗ってからの独特の乗り心地のギャップがジュピターの魅力の一つです。
ジュピターの名前の理由は、まさかの・・・
ところで、どうして『ジュピター』という名前がついたのか知っていますか?ジュピターと聞いて最初に思い浮かぶのは平原綾香(ひらはら あやか)さんの曲ではないでしょうか。
この曲『Jupiter』はもともとイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストが1914年~1916年に作曲したクラシックの曲で、2003年に日本語の歌詞をつけたものなんです。
音楽もあの米松を組んだコースの美しさも、芸術という共通点はあるかも知れません。
驚きましたね。まさかそんなダジャレだったとは。
たしかにそうですね。こんなダジャレが付けられたのも、日本で初めての木製コースターの特権ともいえます。二番目や三番目ではとても無理ですね。
城島高原パークのジュピターの混雑状況は?
城島高原パークで一番人気のアトラクションのジュピター。どれくらい混雑するのか、いったいどれくらいの時間並ぶのかはとっても気になるところですね。
- 平 日:なし
- 土・日:5分~20分
- GW等 :120分
連休のように来場者がたくさん来る時でも一台で回しているので混雑している、という情報がありました。なるべくなら連休は避けた方が良さそうですね。
ちなみに、11時~15時に混雑するので、15時以降の来園をおすすめします。
混雑をなるべく避けるには?
混んでいる時ならもちろんですが、空いていてもできればスムーズに乗りたいですよね?しかも料金的にもお得な方法があるんです。
それが、こちらの『のりものパス券』です。
引用先:城島高原パーク公式HP
どれぐらいお得かというと、例えばジュピターの場合、乗車料金が1,000円なので3回乗れば元が取れちゃうんです。
もちろんのりものパス券を使えるのはジュピターだけじゃありません。いろいろな割引もあるので、気になる方はこちらののりものパス券のページをチェックしてください。
城島高原パークのジュピター、口コミの評判は?
https://twitter.com/JzgKs/status/842936198431571968?s=20
ジュピターの評判はどうなのでしょうか?ネットの口コミを調べてみました。
- 衝撃がすごい!
- 首と頭やられた
- 楽しかったなぁ
- またぜっったい乗る
- すごく懐かしかった
- 夜はライトアップされてきれい
- 怖い!
ジェットコースターらしく「怖い」「楽しい」といった定番のものや、1992年から運行しているだけあって「懐かしい」という口コミもありました。長年の間たくさんの人に愛されていることが伝わってきます。
昼だけでなく「夜はライトアップされてきれい」という通(つう)の意見もありました。慣れてきたら景色を楽しむことも出来そうですね。
そしてなんと、テレビ番組『マツコの知らない世界』でも取り上げられていました。
https://twitter.com/shoco0922/status/882231971962773506?s=20
走行時の景色を計算して組むことができたのも、木製コースターだからこそですね。この番組を機に改めて注目を浴びる事になりました。
城島高原パークのジュピターの場所は?
引用先:城島高原パーク公式HP
地図の上部に一目でわかる、すごく目立つ大きなコースがあります。ジュピターは『ウッドパワースタジアム』というエリアにあります。入り口からはとても遠いので、あわてずに向かってくださいね。
安全祈願!ジュピター神社
ジュピターよりも手前の入り口寄りの方にジュピター神社という神社があります。ジェットコースターという危険な乗り物なので、事故が起きないようにと建てられたんですね。
普通は赤い鳥居ですが、ここの鳥居は色を塗らずにそのままの木になっています。ジュピターの木製コースにちなんでいるんですね。こんな庶民的な神社なら気軽にお参りしたくなっちゃいますよ。
まとめ
- 城島高原パークのジュピターは日本初の木製コースター
- コースには6万本の米松が使われている
- ジュピターの名前の由来は「木製」と「木星」のダジャレ
- のりものパス券の購入がお得
- 夜はライトアップされて昼間とは違う幻想的な雰囲気になる
- ジュピターはウッドパワースタジアムにある
日本初の木製コースター、ジュピター。コースの美しさ、ジェットコースターとしての心地よい恐怖、そしてネーミングのユニークさ。長い間たくさんの人たちに愛されているのは、そんないろいろな要素が合わさっているからでしょう。
鉄骨やハイブリッドのコースターが主流になった今だからこそ、いつまでも残っていて欲しい、これからも多くの人に乗って欲しいアトラクションです。さあ、友達や恋人、家族を誘って行ってみましょう。