琵琶湖の畔 烏丸半島にある琵琶湖博物館。琵琶湖は、日本最大の湖としては有名ですが、意外と知られていないのが400万年前から生き続ける湖なのです。
「びわこのすべてを感じるミュージアム」として、琵琶湖がより身近に感じることができる博物館です。博物館といえば、展示物を見て歩くだけだと思われがちですが、琵琶湖博物館は「見て」「触って」「においを感じて」と五感を刺激されるものがたくさんあるんですよ!
何度も足を運びたくなるは博物館として、琵琶湖博物館は進化しています。2018年に二次リニューアルされ、より琵琶湖が身近に感じる、大人も子供も楽しく過ごせる仕掛けが増えました。今回は、リニューアルされた展示を中心に琵琶湖博物館の魅力に迫っていきたいと思います。
リニューアル後のおすすめポイント
晴れの日は樹冠トレイルで琵琶湖を肌で感じる
博物館といえば、建物の中を見て回るイメージがありますが、琵琶湖博物館は一味違います。
リニューアルをして、屋外展示も充実したんですよ。まるで琵琶湖の周りを空中散歩しているような気持ちになる癒しの場所の誕生です!
散歩道の先端には、船の形をした展望台があるのですが、これは昔、琵琶湖で魚を捕るときに使っていた船をモチーフにしているそうです。
森の上をゆっくり散歩する形なのですが、この森は縄文弥生の森といって歴史で最初に勉強する縄文時代・弥生時代を再現した森なんですよ!
つい長居したくなる「おとなのディスカバリー」
今までありそうでなかった大人の理科の時間が満喫できる場所。それが「おとなのディスカバリー」。
学生時代は退屈だった「理科」がおとなになってから触れると、昆虫の色の美しさや何万年前にいた動物の化石などが知的好奇心をくすぐられます。
琵琶湖博物館でどのような研究をしているのか、裏側をみることができたり、昆虫や化石 鉱物など興味を持ったものは顕微鏡でもっとこまかく観察することもできます。
他の博物館の研究員がうらやましがるほどの施設なのだとか。
オープンラボでは、研究の発表や資料の整理などがおこなわれ、膨大にある資料をどのように整理されていくのかを、実際にみることができるんです。琵琶湖博物館の学芸員の方は、琵琶湖や滋賀のことを日々研究されています。
普段はなかなか見ることができない博物館の裏の作業をこのオープンラボで見せてもらえるのは、とても貴重な体験ではないでしょうか。
博物館の目玉 水族展示室
水槽トンネルは琵琶湖の湖底にいるみたい
琵琶湖博物館の目玉といえば、水族展示室ではないでしょうか。自分が琵琶湖の湖底に立って周りを泳いでいる魚たちをそっと見ているイメージで作られた「水槽トンネル」は、心を奪われること間違いなし。
琵琶湖にしかいない「琵琶バス」や実際に琵琶湖の湖底を住処にしているコイやフナが泳ぎ回っています。海をイメージした水族館はよくありますが、湖の魚たちを集めている展示は琵琶湖博物館ならでは。
この水槽トンネル、静かに耳をすませば、琵琶湖で魚が感じている音が聞こえてくる仕組みもあるんです。魚が泳いでいる姿につい声が出てしまいますが、叫びたい気持ちを抑えてその音にも注目してみて下さいね!
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マイクロバーはおすすめ
水族展示室でもう一つおすすめしたいのが「マイクロバー」。目では見ることができない小さな生き物を顕微鏡でみることができます。
微生物を顕微鏡でみるというのは、ほかの科学館や水族館でもありそうですが、琵琶湖博物館では、なんと写真を撮影をしてスマートフォンでお持ち帰りができちゃうんですよ!
薄暗い空間にカウンター。まさに大人の気分を味わえるBARの雰囲気がありますね。琵琶湖に生きる生物の8割は、目で見ることができない小さな生き物たちです。
顕微鏡横にあるタッチパネルで自分が今見ている小さな生き物を写真におさめると、QRコードがでてきます。それをスマートフォンに読み込むと、何と写真が自分のものになっちゃうんですよ!
実は琵琶湖で生きている生物の8割は、目に見ることができない微生物だと言われています。琵琶湖といえば、フナや葦などが有名ですが、知られていない小さな生き物がたくさんいることに驚くこと間違いなし。
お気に入りの一枚を探しに、ぜひ「マイクロバー」にお立ち寄りください。
引用:琵琶湖博物館公式HP
所要時間はどれぐらい?
琵琶湖博物館に滞在する時間を調べてみました。2時間ぐらいと書いてあるサイトが多いようです。展示を見ていくだけなら、そのぐらいの時間でおさまりそうです。
琵琶湖博物館には、琵琶湖が一望できるレストランや、お弁当を食べられるスペースもあります。広い芝生の広場もあるので、ピクニックを楽しむのもおすすめですよ!
博物館はこどもには難しくて飽きるのではないか、と考えてしまいがちですよね。でも琵琶湖博物館はただ見て回るだけではなく、触ったり、音を感じたり、においを確かめたりと体験できるものも盛りだくさん!
さらに併設されている水生植物公園みずの森にも足を延ばしたら、1日あっても足りないかもしれません。
みずの森は、ハスやスイレンなど水に生きる植物があります。スイレンが見ごろの6月から7月には赤、白、ピンクなどの色とりどりの花が咲き、美しい姿を見せてくれます。
こどもも大人もそれぞれの目線で楽しめるのが琵琶湖博物館の良さかなと思います。
なお、琵琶湖博物館との共通券を買うとお得にいくことができますよ。
まだまだ進化する琵琶湖博物館。これからも目が離せない
琵琶湖博物館のリニューアルはこれで終わったわけではありません。今回のリニューアルは2次リニューアルで、これから3次リニューアルが始まります。これで終わりというのではなく、4次、5次リニューアルと続いていくのではないかと、期待が膨らみます。
3次リニューアルでは、ぞうの化石がお出迎えしてくれるA展示室。琵琶湖の周りに住む人々の生活がよくわかるB展示室が予定されています。今でも十分楽しめるのに、どのように変わっていくのかが、今からとても楽しみです。
引用: 琵琶湖博物館公式HP
まとめ
- 屋外展示もリニューアル。樹冠トレイルで琵琶湖を空中散歩できるように。
- おとなのディスカバリーが新しく登場。大人の好奇心を刺激します。
- 屋内展示もリニューアル。マイクロバーで顕微鏡で見た小さな生き物の写真をスマートフォンにいれられるように。
- 琵琶湖博物館の不動の人気は水族展示。特に水槽トンネルはおすすめ。
- 今後もリニューアルの予定があり、何度も足を運びたくなる琵琶湖博物館です。
いかがでしたでしょうか。今回はリニューアルした琵琶湖博物館を調べてみました。リニューアルをするのは一回だけだと思い込んでいたので、3次リニューアルまで計画されていることにびっくりしました。
まだまだ進化し続ける琵琶湖博物館にみなさんも是非足を運んでみてはいかがでしょうか?