突然ですが、釧路市動物園に行ったら、園内をどのようにまわろうと思いますか?
私なら入り口から順番にすべての動物を見ようと思います!
しかーし!釧路市動物園、とーっても広いんです。子供と全部まわろうと思ったら、よっぽど急いでまわらないと間に合いません(笑)
でも!急いでまわったらもったいないのです!
え!?どういうこと?って思いましたか?
ふふふ♪なんと!釧路市動物園には子どもと飽きずに楽しめる工夫がいっぱいなのです!急いでまわったら見落としてもったいないですよ♪
子供が動物を夢中になっちゃう工夫!手作り展示パネル!
ものすごく広い釧路市動物園。入場料さえ払えば、その広い敷地で飼われているたくさんの動物を見ることができるので、お得感ありますよね♪
でも、想像してみてください。広い動物園も歩いてまわらないといけませんよね?最初は元気でも、だんだん飽きてきて「疲れたー抱っこー」なんて子供に言われちゃったりしませんか?
ですが、そんな子供が飽きずに楽しめる方法が、釧路市動物園にはあります!
これを知ってるのと知らないのとでは楽しみ方が天と地ほどの差がありますよ!知らないと損なので是非紹介させてください!
その工夫とは!手作り展示パネルです☆
この手作り展示パネルは釧路市動物園で働いている学芸員さんが作ってらっしゃいます。どんな展示パネルなんでしょう?気になりますよね?
例えばペンギンの飼育ケージの近くではペンギンの本物の羽根や卵があります!そしてその横に手作り展示パネルで、「ペンギンの体の表面を覆っているのは?1.うろこ 2.羽根 3.毛 」とクイズが書かれています。
動物園でクイズができるのも楽しいですが、実際のペンギンの羽根や卵に触れるのが驚きですよね!私も色んな動物園や水族館に行ったことがありますが、未だに羽根や卵は触ったことがありません。
子供が喜ぶのは、自分で何かを発見したり、気付いたりできたときだと思います。展示パネルで自分で文字を読んだり触ったりする事で、自分自身で動物の気づきを発見することができちゃうんです♪
自分の目で見て触って考えて感じたことって、それだけで大冒険だと思います!また、自分で気づけたという新たな発見は子供の自信に繋がりますよね♪
と、いうわけで釧路市動物園はいくら広くても急いで全部まわったら損ですよ♪
釧路市動物園のアムールトラのタイガとココアをご存知ですか?
学芸員さんの動物への愛情を感じる手作り展示パネル、素敵でしたね♪アムールトラのタイガとココアの飼育員さんから受けた愛情も素晴らしいんですよ!是非紹介させてください。
釧路市動物園の人気者!アムールトラのタイガとココアの兄妹
高齢化社会の日本では、街を歩けばおじいちゃんやおばあちゃんがいますよね。路線バスのほとんどがノンステップバスになっていて、みなさん利用されてますよね♪
高齢化とは少し違いますが、公立動物園の3分の1が障害を持って生まれた動物を飼育した経験があると回答しているそうですよ。動物園で障害を持った動物を見たことが無かったので、結構多いという印象を受けました。
今回紹介します、釧路市動物園のアムールトラのタイガとココアも障害を持って産まれたトラでした。
2頭の仔トラ、タイガとココアには足に障害がありました。生まれた時に未熟児で、さらに軟骨形成不全症という、骨や腰椎などに障害がありました。母トラが育児放棄したため飼育員さんによる、人工保育で育てられます。
飼育員さんの愛情をいっぱいに受けて、2頭は困難を乗り越え、元気に育っていたのですが…2009年8月25日 タイガが喉に肉を詰まらせて天国へ旅立ってしまいます。
一番悲しかったのは、誰よりも愛情を注いで、誰よりも近くにいた飼育員さんだったはずです。
短い生涯でしたが、その障害に負けることなく元気な姿を見せ続けてくれたタイガにはとてもたくさんのことを教えてもらった気がします。
アムールトラ・タイガが教えてくれた事。それは人と動物と国境を繋ぐ。
障害を持って生まれた動物は、その状態によりますが、足に負担がかからないように宙から吊るす器具を装着したり、施設のバリアフリー化をしたりで莫大な費用がかかるそうですよ。
莫大とは具体的にいくらだと思いますか?100万?500万?いいえ、実はもっとかかるのです!
タイガとココアにかかった費用は5500万円だったそうです。5500万っていったら、家が一軒建てるぐらいでしょうか!決して安い値段ではありませんよね。
では、その費用はどうしたと思いますか?
実は、釧路市動物園のボランティアさんが募金活動をしてくれたり、関連グッズの売り上げの一部を費用の一部に回したりしたのです。また、国内だけではなく、ハワイや台湾からの寄付もあったというから驚きました。
タイガが教えてくれたことは国や国境を超えた人と人の助け合いだと思います。
ココアは今も、元気に生きています。もう9歳。でも、トラの寿命は8年〜15年と言われているので、決して若くはない年齢と言えますね。
私は生きているだけでいいんだよ。と子供に教えてあげたいです。生きてるだけで丸儲けという言葉がありますが、本当その通りだなと思います。
特に、ここのサイトをご覧の方は子供がいる人が多いと思うので、自分の子供が元気に生きてくれればいいと願う親の気持ちは、痛いほど分かるのではないかなと思います。
私も一生懸命に生きる姿を見て、生きるって素晴らしいんだと改めて実感しました。子供たちにも生きることは大変だけど大切なこととして、タイガとココアをキッカケに何か心に残るものを感じて欲しいです。
また、生まれてきてくれてありがとうってますます自分の子供の事を愛おしく感じました。
きっと飼育員さんもタイガとココアを我が子のように可愛がっていたんじゃないかと思います。釧路市動物園HPでは、タイガとココアの成長記録を確認することができます。
よくよく見てみると、ココアを間近から撮ってる写真があるんですよね。飼育員さんとタイガとココアの信頼関係が築けてる証を垣間見ることができますよ☆
タイガもココアも可愛いので見てみてください♪
北海道ゾーン!ここにはカムイ(神)がいる!
ここは、様々な生き物がいるエリアなので、色んな動物が見たい子供におすすめです。広い湿原地帯を、「どこにいるんだろう」と探しながら歩くと、まるで冒険してるみたいで楽しいですよ!
アイヌが神としてきた動物たちがこの北海道ゾーンには勢ぞろいしています。つまり神がいっぱいいるんですよ!これは行ったら御利益がありそうですよね♪
アイヌ民族と動物との関わりなど、歴史が関係してるのでちょっと難しいかもしれませんが、別記事で登別クマ牧場とアイヌの事を書くのでぜひ見てみてください♪
また、春から初夏にかけては、エゾノクサイチゴやエゾオオサクラソウなど、この地域の花々も観察できますよ。娘は花が好きなので花を指さしながら歩くのも楽しそう♪
まとめ
- 学芸員さんの愛情たっぷり!手作り展示パネルで子供と楽しもう!
- 障害があってもたくましく生きるタイガとココアに感動!生きるって素晴らしい。
子供と行く釧路市動物園がますます楽しくなるはずです♪一生懸命に生きるココアの姿に元気もらえますよ☆
子供と一緒に釧路市動物園を楽しんじゃいましょう♪
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